輪宝
りんぼう異読 りんぽう
名詞
標準
Cakraratna
文例 · 用例
それから珠宝、輪宝、象宝、馬宝、主兵宝、長者宝という順序だが、女宝の講釈ほどありがたからぬから一々弁ぜず、馬宝だけの説明を為さんに、これは諸経に紺青色の馬というが、『大薩遮尼乾子受記経』にのみ白馬として居る。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
祭文語りは惣髪を肩にかけ、下頤に髯を生やし、黒木綿を着て、小脇差を一本さし、首に輪宝の輪袈裟をかけ、右の手に小さな錫杖、左には法螺の貝、善光寺縁起から、苅萱道心の一節を語り出している。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あなたが怒りんぼうのくせに、じき優しくなるのも、そんな思考の曲折や、性格の変化があなたにあるからですな。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
人間がけがをしたり、遺失物をしたり、病気が亢進したり、あるいは飛行機がおちたり汽車が衝突したりする「悪日」や「さんりんぼう」も、現在の科学から見れば、単なる迷信であっても、未来のいつかの科学ではそれが立派に「説明」されることにならないとも限らない。
— 寺田寅彦 『藤の実』 青空文庫
「目マルの怒りんぼう。
— 牧野信一 『創作生活にて』 青空文庫
さしずめ、私達はさんりんぼうの続きをやっていると云うものだろう。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
(八月×日) 今日はさんりんぼうで、商売に出ても、大した事もないと、お母さんも義父も朝寝。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
別に大した事もないけれど、何時もさんりんぼうのような暮しで、今日のようないい天気をとりにがすのも変な話だと、大久保へ出て、浄水から、煙草専売局へ出て、新宿まで歩く。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
仏教美術において、輪宝はあらゆる煩悩を打ち砕く仏法の象徴として力強く描かれます。
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寺院の古い屋根瓦や仏具の装飾に、美しい輪宝の紋様が精巧に彫られているのを見つけた。
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修復された曼荼羅の中心近くに、金色に輝く輪宝が細密な筆致で描かれていた。
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