幼根
ようこん
名詞
標準
radicle
文例 · 用例
しかしおもしろいことには、一つの種皮の中に子葉(貝割葉)、幼芽、幼根から成る胚が二個もしくは数個あることで、そこでこれを地に播いておくと一つの種子から二本あるいは数本の仔苗が生え出てくることで、これはあまり他に類のないことである。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
どうせ書斎に引きこもって、肘掛椅子にもたれかかりでもして、筋が通るようこんなちんけな逆説をこしらえたんだろう。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
「まあまあ、ようこんだけボロがあったもんじゃ」 煙草を吸わない老年の母は、こういうときひろ子同様、いくらか手持無沙汰らしく、そこにただ坐って見まわしていたが、やがて、「ひろ子はんも、遠方来たのにえらい目見せて、ほん気の毒でありますよ」と云った。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
「ようこんな廃れ寺で、一年もご辛抱なされたものだ」と、覚明がうめいていう。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
種子が発芽する際、まず幼根が伸びて水分を吸収する。
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植物の幼根は、やがて主根へと成長していく。
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顕微鏡で観察すると、発芽したばかりの豆の幼根が見えた。
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