幻辞.com

カビ臭

カビしゅう異読 かびしゅう
名詞多音語
1
標準
mold smell
文例 · 用例
空気は陰湿にカビ臭く、室内は昼でも薄暗くたそがれている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
But……少し品が足り無いようにわたくし思いますわ」 もちろん夫人はジョージアン式の旧い邸宅のカビ臭さには尚更幾つもの But を続けた結果この新式を招致して見たのだ。
岡本かの子 バットクラス 青空文庫
」 私はさもさも物臭さうにふところ手のまゝ脊骨を棒のやうに突つ張らせてぶつ/\いつてゐたが、銑太郎は物をも言はず先に立つて、夫々の手に提電灯の用意をすると、家内の者の眼を盗みながらカビ臭い土蔵脇の忍口から、颯つとばかりに荒波の中へ跳び込むやうに身を交して走り出た。
牧野信一 冬物語 青空文庫
「そりやア文学青年なんていふ代物は、十中の八九までそんなものさ、フツフツフ……あゝカビ臭い、カビ臭い。
牧野信一 青空文庫
揚げ蓋の下が、窖への、下り口になっているので、カビ臭い、しめっぽい匂いがムウと来る。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
お負けにビールは少々ござっているし食後の珈琲を貰ったらカビ臭かった」と談話中に下女はフライの皿を持出し来る。
春の巻 食道楽 青空文庫
「八、此處が臭いよ、開けて見な」「へエー」 八五郎の金剛力を出す迄もなく、空屋の戸はわけもなく開いて、中からはカビ臭い空氣――とは似もつかぬ、爽やかなものを感じさせる、明るさと華やかさが匂ふのです。
閉された庭 錢形平次捕物控 青空文庫
中は六疊程、疊も敷いてあり、息拔もありますが、大地の下の陰鬱さと、カビ臭さがムツと鼻を打ちます。
女御用聞き 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
閉め切った部屋に、わずかなカビ臭が漂っているのに気づいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古い木の家具からは、どこか懐かしいカビ臭が感じられる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
湿気の多い季節は、クローゼットの中がカビ臭くなることがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash