霙交じり
みぞれまじり
名詞
標準
文例 · 用例
外は音をたててみぞれまじりの雪が降っている。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
外はシラシラと音をたてゝみぞれまじりの雪が降っている。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
小人数で、風呂の水を替へる事もしないとみえて、濁つた湯だつたが、長い船旅を続けて来たゆき子には、人肌の浸みた、白濁した湯かげんも、気持ちがよく、風呂のなかの、薄暗い煤けた窓にあたる、しやぶしやぶしたみぞれまじりの雨も、ゆき子の孤独な心のなかに、無量な気持ちを誘つた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
私、一軒探しておいた産院があるの」 一ヶ月程前、やつぱりかうして、みぞれまじりの雨のなかを、私は新聞廣告を頼つて、雜司ヶ谷の小さい産院をたづねて行つた。
— 林芙美子 『あひびき』 青空文庫
みぞれまじりの氷雨が、しとしとと降っておりました。
— ATTALEA PRINCEPS 『アッタレーア・プリンケプス』 青空文庫
みぞれまじりの雨が朝から降りだしていた。
— 岸田國士 『光は影を』 青空文庫
そのうちに、みぞれまじりの雨がしとしとと降りだしてきて、日はとっぷりと暮れてしまいました。
— 小川未明 『黒い旗物語』 青空文庫
みぞれまじりの夜の嵐をついて、往年の摂政宮行啓を記念する檜造りの公会堂の、広さにくらべて座席の少い会場にほぼいっぱいの学生と市民があつまった。
— ――北海道初行脚―― 『望郷』 青空文庫