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立て回す

たてまわす
動詞
1
標準
文例 · 用例
(もとに立戻りて、又|薄の中より、此のたびは一領の天幕を引出し、卓子を蔽うて建廻はす。
泉鏡花 紅玉 青空文庫
ヌストシバ(盗人柴)と称する山の木を伐って来て、やはり家の周りに立てまわすことをそういうのである。
柳田国男 年中行事覚書 青空文庫
九州南部の山村たとえば宮崎県の椎葉村等では、山で焼畑を開いた際に、周囲の木を伐って垣のように立てまわすのをキリカジメ、またはキリシメといい、萱を刈って来て一尺おき位に畑の周りに立てるのをシデカジメ、あるいはシオリカジメといい、共に野猪の害を防ぐ装置である。
柳田国男 年中行事覚書 青空文庫
そしてその祥月命日には、五十頭の馬とこれに乗った五十人の小姓を殺したうえ、さらにその背骨にそって喉もとまで串をさし、しかもそれらを麗々と御陵の周囲に立てまわすことになっていた。
ESSAIS DE MONTAIGNE モンテーニュ随想録 青空文庫
覚えず――たじたじと富士に圧されつ凍る息 毛無山脈は、御山の裾曲に盤石座を構え、富士の河谷は寒煙を燻じ、山南に退って愛鷹、箱根が、うやうやしく膝まずけば、山陰に侍して秩父連山は、銀の屏障を立て廻す。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
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