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昨春

さくしゅん
名詞副詞
1
標準
last spring
文例 · 用例
此集もと昨春或はその前年末にも公にすべかりしも、人生災禍多く些か上梓の時機遅れたるを憾みとす。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
東牟婁郡|佐田および添の川では、一昨春合祀反対の暴動すら起これり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
これすなわち本邦固有の美風だから、吉凶にかかわって日時を転るの旧慣を絶つとも、下気は泄出の様子までも公報する外国風を採るなどの事なきを望むと、かく答えた予の書牘を読んで、誠に万事西洋模倣の今日よいところへ気が付かれたと、昨春田辺へ来られた節|親り挨拶あり。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
何よりも先に明らかに致して置きたいのは彼女……姫草ユリ子と自称する可憐の一少女が、昨春三月頃の東都の新聞という新聞にデカデカと書き立てられました特号|標題の「謎の女」に相違ない事です。
夢野久作 少女地獄 青空文庫
……私は何故死なゝかつたか、昨春、飯田で死んでしまつたら、とさへ度々考へた。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
・身のまはりは草だらけみんな咲いてゐる(ナ)・あれから一年生き伸びてゐる柿の芽(昨春回想)・水へ水のながれいる音あたゝかし・五月の風が刑務所の煉瓦塀に・ずんぶりひたるあふれるなかへ・わいて惜しげなくあふれてあつい湯 四月十九日 曇。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
前栽の萩――一昨春、黎坊とふたりで山から移植したもの――が勢よく伸びて、ぽつ/\花をひらきはじめた、萩は好きな花、どこといつて見どころはないけれど、葉にも花にも枝ぶりにも捨てがたいもの、いや心をひかれるところがある。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
)が最初の花をつけた、まことに清楚なすがたである、これをわざ/\持つてきて植ゑてくれた黎坊に報告して喜ばせなければなるまい(一昨春)。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
作例 · 標準
昨春に植えた桜の木が、今年はたくさんの花を咲かせた。
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そういえば、昨春の旅行で訪れたあの温泉が忘れられないな。
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昨春から始めたジョギングが、もう一年以上続いているなんて驚きだ。
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