炳乎
へいこ
形容詞-たる副詞-と
標準
bright
文例 · 用例
炳乎として明らかに刻下の我を照しつゝある探照燈のやうなものである。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
しかし、その君国のために生きんとする、尊き偉大なる精神は、今日もなお炳乎として明らかに、儼然として輝いています。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
若しも低級なる興味でも敢へて構はず、讀む者を面白がらせるのが文章の第一義だと吉村忠雄氏又は次郎生が考へてゐるならば、期せずして人を失笑せしめる氏の文章なども「炳乎日月の如く後世を照らす」種類のものかもしれない。
— 愚者の鼻息 『貝殼追放』 青空文庫
これだけはたしかであります、これ以上は証明する事はできないが、これだけは証明する必要もないくらいに炳乎として争うべからざる事実であります。
— 夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 青空文庫
これと同じようにあなた方と云うやはり一箇の団体の意識の内容を検して見るとたとえ一カ月に亘ろうが一年に亘ろうが一カ月には一カ月を括るべき炳乎たる意識があり、また一年には一年を纏めるに足る意識があって、それからそれへと順次に消長しているものと私は断定するのであります。
— ――明治四十四年八月和歌山において述―― 『現代日本の開化』 青空文庫
然しながら、今日に於ては、また別の形で「尊皇攘夷」といふ精神が高く掲げられなければならないのではありますけれども、それは維新当時の如く、国内に倒さなければならぬ幕府のやうな存在はなく、全国民の向ふべき道は炳乎として定まつてゐるのであります。
— ――力としての文化 第五話 『青年の夢と憂欝』 青空文庫
燦爛たる彩光は、炳乎として昔から現象世界に実在している。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
否あらわれる事は二六時中間断なくあらわれているが、かくのごとく顕著に灼然炳乎として遠慮なくはあらわれて来ない。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
作例 · 標準
彼の残した輝かしい功績は、歴史の中に炳乎として輝き続けている。
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その偉大な思想は、時代を超えて炳乎として現代にも影響を与えている。
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真実は、暗闇の中でも炳乎として存在を主張し続けるものだ。
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