粉餅
ふんべい
名詞
標準
文例 · 用例
皿には三角な黄粉餅を三つ刺した串が一串置いてある。
— 長塚節 『松蟲草』 青空文庫
)蕨粉餅を売る、妙なり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
金竜山浅草寺名代の黄粉餅、伝法院大|榎下の桔梗屋安兵衛てんだが、いまじゃア所変えして大|繁昌だ。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
お祖母さんは、それから、大急ぎで、次郎のため黄粉餅を作った。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
黄粉餅たべようよう。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
彼女の乗っている牛の手綱は、城太郎の手に曳かれているため、彼の歩き出さぬうちは、どう焦々思っても、黄粉餅屋の軒先を、通り越えることができないからである。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
牛の背から降りてしまったので、お通は、仕方なしに、「さ、はやくお喰べなさい」 と、黄粉餅屋の陰へはいって行く。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫