路頭に迷う
ろとうにまよう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to be left without means of sustenance
文例 · 用例
「その自殺致しました△△には妻と男の子が三人ありまして、今申上げましたような事情で路頭に迷うておりますのを、微力ながら吾々友人が寄り集まりまして、どうにかこうにか喰えるように処置いたしましたが、ここに困りますのはその三人の子供に父の死因が知らせられない事で御座います。
— 夢野久作 『恐ろしい東京』 青空文庫
こうして、追っ払われた支店長は二三に止まらず、しかも、悪辣なる丹造は、その跡釜へ新たに保証金を入れた応募者を据えるという巧妙な手段で、いよいよ私腹を肥やしたから、路頭に迷う支店長らの怨嗟の声は、当然高まった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
離れたらすぐに路頭に迷うから、執念ぶかく食いついている方が得です。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
ただ心がかりは娘のことで、父をうしなって路頭に迷うであろうから、素姓の知れない捨子を拾ったとおもって面倒をみて、成長の後は下女にでも使ってくれと頼んだ。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
崔も自分の恩人ではあり、李に離れては路頭に迷うわけでもあるから、おとなしく彼にもてあそばれていたのだが、その一座に周という少年俳優がある。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
二葉亭に親近するものの多くは鉄槌の洗礼を受けて、精神的に路頭に迷うの浮浪人たらざるを得なかった。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
僕がやめれば他の誰かが後釜にすわって僕のやってきたことをやるだけのことで、僕が辞職するということはただ僕が路頭に迷うようになるという以外に、社会には何の利益にもならぬことを知っているからだ。
— 平林初之輔 『或る探訪記者の話』 青空文庫
家長というものに絶対責任を置いて、死んだら子供が路頭に迷う。
— 宮本百合子 『ソヴェト・ロシアの素顔』 青空文庫
作例 · 標準
会社が倒産し、彼は家族を抱えたまま路頭に迷うことになってしまった。
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若くして家を飛び出した彼は、しばらくの間、都会で路頭に迷う生活を送った。
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きちんとした計画もなしに事業を始めると、失敗して路頭に迷うことになりかねない。
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