飛び越える
とびこえる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to jump over
文例 · 用例
すると二人の立っているポストの地点から約三十間ほど隔った秋森家の表門のすぐ前を、なにか黒い大きな塊を飛び越えるようにして、白い浴衣を着た二人の男が、横に並んで、高い頑丈な石塀沿いに雄太郎君達の立っているのと反対の方向へ、互に体をすりつけんばかりにして転がるように馳け出していった。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
二 見たところは凡そ三メートル位ゐの川幅なので、ひと思ひに向ひ岸に飛び越えるかしらと、身構へたが、妙なもので、飛ばうとは思はずに眺める時には、難なく飛び越えさうに見えるのだが、さて本気になつて、いざ飛ばんかと身構へて見ると、決して素手では飛べる川幅ではないのだ。
— 牧野信一 『ベツコウ蜂』 青空文庫
そして、おひおひと反対の岸の方へ寄つて行くのであるが、僕は飛び越えることがかなはぬので、一層の焦慮に駆られて、カメラを向けるのであつた。
— 牧野信一 『ベツコウ蜂』 青空文庫
」「バンドに鉤をひつかけて、救ひ出してやれ、裏切者と思ふな――、君は、五本目の綱に飛び乗つて、酒倉の屋根を飛び越えるのだぞ。
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
――おゝ、あれはたしかに綱を飛び越える脚音だ!
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
と、それを飛び越えるようにして円弧を描いていった黒塊は、行手にある頑丈な壁にぶつかって、 ガガーン!
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
)彼は、心でそう叫びながら、泉水を飛び越えると、同志たちの後を追った。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
彼は、身を翻して、窯の背後の、二間ばかりの谷を飛び越えると、雑木の生い茂った山の中腹へ、逃げ込もうとした。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
作例 · 標準
彼はハードルを軽々と飛び越え、トップでゴールラインを駆け抜けた。
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山道で倒れていた巨木を飛び越えるのに、かなりの体力を消耗した。
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「よし、この溝を飛び越えたら僕の勝ちだぞ!」と弟に挑んだ。
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標準
to fly over
作例 · 標準
飛行機が厚い雲の層を飛び越えると、そこには見事な青空が広がっていた。
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渡り鳥が国境を飛び越えて旅をする姿に、自由の尊さを感じる。
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想像力を使えば、どんなに高い壁だって一瞬で飛び越えることができる。
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標準
to jump ahead (of someone)
作例 · 標準
若い彼の抜擢は、多くの先輩たちを飛び越える異例の人事だった。
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彼は長年のライバルを飛び越えて、一気に業界のトップに躍り出た。
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正攻法ではなく、一段飛ばしで問題を解決しようとして、先輩を飛び越えて上司に相談した。
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