車室
しゃしつ
名詞
標準
compartment (of a train)
文例 · 用例
車室の中は満員である。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
彼はバスケットを車室に置くと、その方へ行つてたのでその吹き出してるところも見せられた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
彼の乗つた車室には二三人しかゐなかつた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
車室はやけに混んでいた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
東京の空気を下の関までそっくり運ぼうとでもするように車室内の空気はムンムン沈澱していた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
)それでいて、その小僧っ子の見てい、感じてい、思ってい、言う言葉が、(親位な俺に解らねえなんて) 彼は車室を見廻した。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
そして、自分の吐息の大きさに慌てて、車室を見廻した。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
ほんたうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座ってゐたのです。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫