差し足
さしあし
名詞
標準
stealthy steps
文例 · 用例
パンの屑を屋根へ蒔いといたんですの」 その音がし始めると、信子は仕事の手を止めて二階へ上り、抜き足差し足で明り障子へ嵌めた硝子に近づいて行った。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
このとき二見雨合羽にて抜き足、差し足、来て戸の隙より覗く。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
静かに――抜き足差し足で――煙か何かのように――ベッドのほうへ近づいた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
山で遭難した旅人も、真っ暗な中、武装した覆面の一団が抜き足差し足、自分のそばを通っていったと騒ぎ立てる。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
型の如くトリモチ竿の長いのを手にしてはいるが、枝にも梢にも雀がいるのに一向刺そうともしないで、森のまわりを抜き足差し足でうろうろとしながら、何を探そうというのか、しきりと中の容子を覗き見している気勢でした。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
そして差し足抜き足そこを立ち去つたと思ふと、やがて一人の白人をつれて帰つて来た。
— 大正十四(一九二五)年 『茶話』 青空文庫
僕は静かに椅子から身を起すと抜き足|差し足で、その梯子のある階段のうしろへ廻った。
— 海野十三 『階段』 青空文庫
そして抜き足差し足お庭へ出て、いちばん大きな石を抱え上げて、「うんすん、うんすん。
— 楠山正雄 『山姥の話』 青空文庫
作例 · 標準
忍者は、気配を消して「差し足」で敵陣に忍び込んだ。
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夜中にこっそり部屋を出るため、彼は床を踏まないよう「差し足」を心がけた。
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「猫みたいに「差し足」で歩けるようになりたいな。足音が全然しないんだよね。」
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標準
spurt to overtake a leading horse just before the finish line
作例 · 標準
最後の直線で、その馬は驚異的な「差し足」を見せ、トップに躍り出た。
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ジョッキーは、ゴール直前で馬の力を最大限に引き出し、「差し足」を誘発した。
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「まさか、あんな「差し足」で勝つなんて!観ていて鳥肌が立ったよ!」
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