苦味
くみ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #25208 · 青空 215 例
標準
bitterness
文例 · 用例
苦味もあれば渋味もある。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
けれども鋭い理智から来る一種の諦念といったようなものが、人柄の上に冴えて、苦味のある顔を柔和に磨いていた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
その屈辱の苦味をかみしめて歩いているうちに偶然ある家へはいると、そこは冷やかな玄関でも台所でもなくそこに思いがけない平和な家庭の団欒があって、そして誰かがオルガンをひいていたとする。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
何処とのう苦味走ったアクの利く眼の配りは大阪役者なら先ずもって嵐珊吾楼どころ……と言うあの侍じゃろう」「ウン。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
紅顔可憐という形容が似合うのだが、しかし、じっと相手を見据える視線や、眉間の縦皺、きっと結んだ口元は、美少年型の鶴雄の顔に苦味走ったアクセントと、憂愁の陰影をつけていた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
のんでみると、ほどよい苦味があって、なるほどおいしかったのである。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
物憎いことには、あとの口腔に淡い苦味が二日月の影のようにほのかにとどまったことだ。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
この淡い苦味は、またさっき喰べた昼食の肉の味のしつこい記憶を軽く拭き消して、親しみ返せる想い出にした。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
作例 · 標準
このコーヒーは苦味が強いが、それがいい。
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人生の苦味を知ることは成長に繋がる。
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薬の苦味が口の中に残る。
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