湯灌
ゆかん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
washing a corpse for burial
文例 · 用例
そんなわけですから、お鎌はみんなの悪事を承知しているどころか、そいつらが盗んで来た品物を択り分けて、賍品買や湯灌場買なぞに売り捌いていたんですが、近所の者は誰も気がつかなかったと見えます」「虚無僧は何者です。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
いえ、いえ、もう御無沙汰いたしますッて、そういったら、お嬢さん、……」 としばらくものを言うあたわず、隆いが、ぞんざいな鼻を啜って、「たった一人の、佃のおふくろにまで、愛想を尽かされて、湯灌場にさえ屋根代を出さねえじゃならねえ奴を、どうお間違えなすったか、来なくッちや厭、寂しい、と勿体至極もねえ。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
道行触のおじさんが、「いや、これは御趣向」と云うと、傍にいた若い男が「湯灌の盥と云う心持ですね」と注釈を加えた。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
湯灌をしてやるために、着物を解いてやると、身体からは、胸がムカーッとする臭気がきた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
湯灌に使うお湯を貰いにゆくと、コックが、「可哀相にな」と云った。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
「何処へゆくんだ」「湯灌だよ」 と云うと、「ぜいたくに使うな」まだ何か云いたげにして通って行った。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
そこには母親が、畳の上に桐油を敷き詰めて、盥に初湯か湯灌かの加減を見ていた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
」安公は座敷に蓙を敷いて、仏に湯灌を使わそうとするとき、女連の方へ声かけた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
作例 · 標準
故人を清める湯灌の儀式は、遺族にとって大切な時間だ。
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納棺師が丁寧に湯灌を行い、故人の旅立ちを整えた。
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最近では、専門業者による湯灌サービスを利用する家庭が増えている。
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