舞わす
まわす
動詞
標準
文例 · 用例
頭を低くたれて、あの大きな二本の角を振り舞わすところは、ちょっと薙刀でも使っているような趣がある。
— 寺田寅彦 『映画「マルガ」に現われた動物の闘争』 青空文庫
追々学期試験も近づくし、それに例の遺伝説を研究しなくてはならんから、そんな筆を舞わす時日は無論ない。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
隣りも後ろも一尺五寸以内に生きた人間が居て、その人間がまた切れる抜き身を自分と同じように振り舞わすのだから、よほど調子が揃わなければ、同志撃を始めて怪我をする事になる。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
「剣客の剣を舞わすに、力|相若くときは剣術は無術と同じ。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
晴れた日には両手に剣を舞わすが、その光りは身をめぐって飛び、あたかも円月の如くである。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
獅子を舞わすばかりでなく、必ず仮面をかぶって踊ったもので、中にはすこぶる巧みに踊るのがあった。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
その人を捨つるとあきらめて、彼が勝手に振舞わすのじゃ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
獅子を舞わすばかりでなく、必ず仮面を被って踊ったもので、中には頗る巧みに踊るのがあった。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫