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名詞
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標準
文例 · 用例
もう追憶の船は港をさりやさしい戀人の毛もさらさらに乾いてしまつた草場に昆蟲のひげはふるへて季節は亡靈のやうにほの白くすぎてゆくのです。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
颯然と二の腕をると、生白い肌が現出れて酒氣を帶びた頬が薄赤い。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
何かの、パンだとか、魚の切身だとか、巴焼だとかの包み紙の、古新聞が、風にかれて、人気の薄い街を駆け抜けた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
髪の毛は汗でねばねばしていて、ふて腐れたように手にザワザワきついて来た。
葉山嘉樹 生爪を剥ぐ 青空文庫
ロープ、かれたロープは、……… どうもロープらしくなかった。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
昼過ぎから猛烈な吹雪が襲って来たので、上の人夫や、捨場の人夫や、バラス取り、砂揚げの連中は「五分」で上ってしまった。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
俺が仕度して来るから」「そうかい」 秋山は見張りへ、小林は鑿を担いで鍛冶小屋へ、それぞれ上の線に添うて昇って行った。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
各々が受持った五本又は七本の、導火線に点火し終ると、駈足で登山でもするように、二方の上の線路に添うて、駆け上った。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫