開店休業
かいてんきゅうぎょう
名詞
標準
being open but having virtually no business
文例 · 用例
軍隊でシェパードを扱わされた経験で、戦後犬屋のカンバンだけは掲げたが、ずッと開店休業で犬屋ズレが全然ない代わり、素人にもだまされてしまうという頼りない犬屋であった。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
しかし北鮮や樺太との航路を失った現在では全然開店休業の寂しさで、港には一隻の船の姿も見出すことができない。
— 第二回 富山の薬と越後の毒消し≪富山県・新潟県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
鐚としては、せっかくのヒットたる芸娼院の方も、開店休業の姿だから、なんとかせねばなるまいが、いやはや、手をつけてみると、そのややこしいこと、それで少々気を腐らせているという次第です。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
これは開店休業中だがね。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫
ライト・ショウのアーティストたちが、六九年にまずチェット・ヘルムズのファミリー・ドッグをピケットし、ファミリー・ドッグを開店休業の状態においこんだ。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫