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務め

つとめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
」――私は父が私のことで悄気たりしてゐる時はせめてもの務めででもあるかのやうにさう言つた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
僕は今擲ぐらうか今擲ぐらうかと思つて拳固まで固めてゐたんだけれど、罰するのは神様の務めで人間のすることぢやないと思つたからギユーギユーいつて我慢したんだつたが……」 停留場に来るまでにS子の従兄に当る男が彼にこんなことを言つた。
中原中也 分らないもの 青空文庫
嘉門次が一行の案内を務めるのは、言うまでもない、雨でグッショリ濡れた青草や、仆れている朽木からは、人の嗅覚をそそるような古い匂いがして、噎びそうだ、足が早いので、一丁も先になった嘉門次は、私を振り返って「他所の人足は使いづらくて困る」とブツブツ言いながら、赤石の河原に出た。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
一体科学者が自己の研究を発表するに当って、その当面の問題に聯関した先人の研究を引用し批評するのは当然の務めである事は申すまでもない。
寺田寅彦 科学上の骨董趣味と温故知新 青空文庫
一八七八ー七九年には王立研究所の評議員を務めた。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
かつてはファラデー、ティンダルの務めた職である。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
務め人なら務めの仕事の能率が上がるであろう。
寺田寅彦 千人針 青空文庫
希くば、満天下の妙齢女子、卿等務めて美人たれ。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫