良剤
りょうざい
名詞
標準
good medicine
文例 · 用例
詩は良剤 家に引籠つてからかれこれ十年近くにもなるのを思ふと、私の病気もかなり長いものだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
虫なれぼ如何なる薬が一番の良剤かと医者の話を聞くと、その時にはまだサントニーネと云うものはない、セメンシーナが妙薬だと云う。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
特に彼らが武士となって、我が日本民族中堅の階級を形作り、従来腐敗堕落の極みに陥入っていた我が国家、我が社会に対し、回生の良剤を注射してその立て直しをなすに至ったということは、我々の大いに注意すべき点であると信じます。
— 喜田貞吉 『本州における蝦夷の末路』 青空文庫
「新繁昌記」の著者が牛肉を讃美して、「牛肉ノ人ニ於ケルヤ開化之薬舗ニシテ而シテ文明ノ良剤也」と言ひ、京橋に建てられた煉瓦石の家を見ては、「此ノ築造有ルハ都下ノ繁昌ヲ増シテ人民ノ知識ヲ開ク所以ノ器械也」と叫んだ如きわざと誇張的に滑稽的に戯作の才筆を揮つたばかりではなからう。
— 永井荷風 『虫干』 青空文庫
作例 · 標準
彼のユーモア溢れる言葉は、沈んだ気持ちを明るくしてくれる何よりの良剤だ。
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「この薬は苦いけれど、君の病気には一番の良剤だから頑張って飲もうね。」
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都会の喧騒を離れて静かな森で過ごす時間は、疲れた心への良剤となる。
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