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薬籠

やくろう
名詞
1
標準
medicine chest (container)
文例 · 用例
かかるうち知識は交換されて互いの薬籠中に収められていた。
岡本かの子 食魔 青空文庫
そして、暫くすると、一人の医師が小さな薬籠を手にして入って来ました。
田中貢太郎 薬指の曲り 青空文庫
と、医師は私の方を見て、「じゃ、私は此処へ薬をこしらえて置くから、お前が飲ますが好い、これを飲むとすぐ癒るから」 と云って、薬籠を膝の上に執って、それを開け、中から何か薬をだして、それを紙片に入れかけました。
田中貢太郎 薬指の曲り 青空文庫
男の心が須臾も自分より反れないために、その男は魅気に疲れヘト/\となり、かの女の愛の薬籠中のものとなる。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
主として古語古調を用ゐたのは、古事記以来の古語を自己の薬籠中に一応の整理を為て置きたかつたのである。
北原白秋 新頌 青空文庫
赤ら顔の医者が薬籠を持つてあがつて来た。
田中貢太郎 水郷異聞 青空文庫
「どれくらいになりますか、」「私が気が付いて、まだ二十分ぐらいしかならんと思ひますが、」「さうですか、」 医者は薬籠を開け小さな瓶を出してそれを小さな液量器に垂らした。
田中貢太郎 水郷異聞 青空文庫
調子に乗っているのは、自家薬籠中の人物を処女作以来の書き馴れたスタイルで書いているからであろう。
織田作之助 世相 青空文庫
作例 · 標準
祖父の薬籠には、昔ながらの薬がぎっしり詰まっていた。
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旅行には携帯用の薬籠を持っていくと便利だ。
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彼は大切な薬を薬籠にしまって、大切に保管している。
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