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領内

りょうない
名詞頻度ランク #34727 · 青空 421
1
標準
(within a) territory
文例 · 用例
国境に甲斐をまたいで、駿河の領内に入る。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
水戸在城の水戸侯から領内一般の住民に対して、次のやうな触渡しがあつた。
岡本綺堂 梟娘の話 青空文庫
それは領内の窮民または鰥寡孤独の者で、その身がなにかの痼疾あるひは異病にかゝつて、容易に平癒の見込みの立たないものは、一々申出ろといふのであつた。
岡本綺堂 梟娘の話 青空文庫
城内には施薬院のやうなものを設けて、領内のあらゆる名医がそこに詰めあひ、いかなる身分の者でも勿論無料で診察して取らせる、投薬もして遣るといふのであるから、領内の者どもは皆その善政をよろこんで、名主や庄屋をたよつて遠方からその診察を願ひに出てくる者も多かつた。
岡本綺堂 梟娘の話 青空文庫
木村伊勢領内一揆|蜂起の事は、氏郷から一面秀吉ならびに関東押えの徳川家康に通報し、一面は政宗へ、土地案内者たる御辺は殿下の予ての教令により出陣征伐あるべし、と通牒して置て、氏郷が出陣したことは前に述べた通りであった。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
政宗が若しも途中で下手に何事か起した日には、吾が領分では有るし、勝手は知ったり、大軍では有り、無論政宗に取って有利の歩合は多いが、吾が領内で云わば関白の代官同様な氏郷に力沙汰に及んだ日には、免るるところ無く明白に天下に対して弓を挽いた者となって終って、自ら救う道は絶対に無いのである。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
鐘を撞け、鐘を撞け、恐ろしき銀色の鐘を……この時、近郊を殺戮したる白人の一揆は更にこの静かにして小さなる心の領内を犯さんとし、すでにその鎗尖のかがやきはかなたの丘の上に閃めけり。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
そのうへに八つ手のやはらかなる乳金色の花穂はこの小さなる領内にうらわかき貴公子の如く佇めり。
北原白秋 春の暗示 青空文庫
作例 · 標準
威厳ある大名行列が領内を通過する際は、街道沿いに住む農民たちは皆地面に土下座をして静かに見送った。
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その裕福な藩の領内では、特産品である最高級の絹織物の生産が藩の政策によって手厚く保護されていた。
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身なりの怪しい不審な旅人が無断で領内に侵入したとの急報を受け、各所にある関所の警備が一斉に強化された。
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