祝ぐ
ほぐ
動詞
標準
文例 · 用例
あなゆかし、ロレンゾか、鐘鳴らし、まめやかに安息の日を祝ぐは、あな楽し、真白なる羽をそろへ鴿のごと歌はまし、わが子らよ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
空の大海に漂いながら絶え間無くうたう雲雀の歌など、地にも天にも春を言祝ぐ喜びの声が充ち充ちているが、若い放浪者の顔付には憂鬱ばかりが巣食っている。
— 国枝史郎 『死の復讐』 青空文庫
「おれはお前たちを祝ぐぞ!
— 芥川龍之介 『老いたる素戔嗚尊』 青空文庫
あしびきの山の木末のほよとりて、かざしつらくは、千年|祝ぐとぞ(万葉巻十八)家持の歌である。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
×跪づき、諸手さし延べ、我れも言祝ぐ、新しき御代の光は国の内外に。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
即、農産を祝ぐ詞と言ふ考へから出たらしい。
— 呪言と敍事詩と 『國文學の發生(第一稿)』 青空文庫
島の宮のも、寿を祝ぐ為の目的から、伝来どほりの名を負せた代用動物だと定めてよい。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
堅くひき結へた綱の結び目を、命の脱出を防ぐ結び目と見て祝ぐのである。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫