水桶
みずおけ
名詞
標準
pail (for water)
文例 · 用例
初めて雪に触れたのは、七、八合目の間であった、殊に八合目の室だけは、どういうものか、半ば戸が開いて、中の水桶には厚氷が張り詰めている、誰かが捨てて行った手拭は、板のように硬くシャチ張っている。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
いつか、このキャディのうちの一人がリンクの池で鮒を一匹つかまえて、ボールを洗う四角な水桶の中に入れておいて、一廻りした後に取りに来たらもう見えなかったそうである。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
母親は青葉の映りの濃く射す縁側へ新しい茣蓙を敷き、俎板だの庖丁だの水桶だの蠅帳だの持ち出した。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
すると、鈍感なセメント樽のような動物は割れるような呻きを発して、そこらにある水桶を倒して馳せ出た。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
其処へ東京から新任の県知事がお乗込とあるについて、向った玄関に段々の幕を打ち、水桶に真新しい柄杓を備えて、恭しく盛砂して、門から新筵を敷詰めてあるのを、向側の軒下に立って視めた事がある。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
四方板塀で圍まれ隅に用水桶が置いてある、板塀の一方は見越に夏蜜柑の木らしく暗く繁つたのが其|頂を出して居る、月の光はくつきりと地に印して寂とし人の氣勢もない。
— 國木田獨歩 『少年の悲哀』 青空文庫
寺の男共は盥を冠って水桶を提げて消して廻った。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
婆やはそれを、いつも同じ量程に撮み取って、湯殿の流し場の隅の水桶から小さな盃にとりわけた水を指で掬って溶いて、するするとかやの襟元から塗り始めるのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
作例 · 標準
雨水を貯めるために、大きな水桶を設置した。
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屋根から落ちる雨水が、水桶に勢いよく流れ込む。
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干ばつの時期には、水桶に貯めた水が貴重になる。
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標準
cistern
ウィキペディア
水桶(みずおけ)は、水を入れる桶。
出典: 水桶 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0