秘芸
ひげい
名詞
標準
secret technique
文例 · 用例
」 叫びざまに、こぢんまりとしたからだをちょこちょこと走らせて、逃げゆく影を追跡していった様子でしたが、いかさま名詮自称のことばのとおりで、右手のうちから得意の投げなわが、するすると長いへびのごとく伸びたかとみるまに、わざは知恵伊豆守が希代の名技と折り紙つけた秘芸でした。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
一条流秘芸の重ね箭を見せてとらそうぞ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
次には同じく早乙女流、追い立て追い落しの秘芸御覧に入れる。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
きのう文代さんを見失う直前、将軍ひげいかめしいチンドン屋から受け取った、赤い広告ビラをクチャクチャに丸めたものであった。
— 江戸川乱歩 『人間豹』 青空文庫
将軍ひげいかめしい闘牛士は、金モールの胸から血を流して不恰好にくずおれていた。
— 江戸川乱歩 『人間豹』 青空文庫