アニリン染料
アニリンせんりょう
名詞
標準
aniline dye
文例 · 用例
ある時たまたま逢った同窓と対話していた時に、その人の背後の窓から来る強い光線が頭髪に映っているのを注意して見ると、漆黒な色の上に浮ぶ紫色の表面色が或るアニリン染料を思い出させたりした。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
その第一は自分の手に、紫のアニリン染料が附いているのを気付かないで、紳士の濡れたハンカチを取ろうとしたために、隅の方に紫の指痕を附けた。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
その地先で昨夜、極東染料会社の移転でもって、アニリン染料の真青な液が一ぱい大樽に入っているのを積んだトラックがハンドルを道悪に取られ、呀っという間に太い電柱にぶつかって電柱は折れ、トラックは転覆し、附近はたちまち停電の真暗やみになった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
今はアニリン染料に圧倒せられて、紫根染めを見ることはきわめてまれとなっている。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
今それをアニリン染料の紫に比ぶれば、地色が派手でないから、玄人が見れば凝っているが、素人の前では損をするわけだ。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日アニリン染料について考えている。
アニリン染料という言葉は日本語で重要だ。
彼はアニリン染料の意味を理解している。
この文にはアニリン染料が含まれている。