幻辞.com

若子

わくご
名詞
1
標準
文例 · 用例
稻つきてかゞる吾手を今宵もか殿の若子がとりて嘆かむ 見れば手古奈はそれほど紅葉に見とれて居るのでなく、又水を汲まうともせず、繰返し/\同じ歌を唄うて居る。
伊藤左千夫 古代之少女 青空文庫
反歌十二万石|殿の若子はさもあらばあれここに六騎の町の子我は註、石場は字石場町、六騎とは平家の六騎、ここに落ちのびて漁る。
北原白秋 夢殿 青空文庫
その中で伊邪本別、水歯別、若子宿禰のお三方がつぎつぎに天皇のお位におのぼりになりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
四 反正天皇のおあとには、弟さまの若子宿禰王が允恭天皇としてお位におつきになり、大和の遠飛鳥宮へお移りになりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
若子さん、中へは這入れそうもないことよ。
広津柳浪 昇降場 青空文庫
』 各箇かの団体の、いろいろの彩布の大旗小旗の、それが朝風に飜って居る勇しさに、凝乎と見恍れてお居でなさった若子さんは、色の黒い眼の可怖い学生らしい方に押されながら、私の方を見返って、『なに大丈夫よ。
広津柳浪 昇降場 青空文庫
』 私は若子さんの後に尾いて、停車場の内へ這入ろうとした時、其処に物思わしげな顔をしながら、きょろきょろ四辺を見廻して居た女の人を見ました。
広津柳浪 昇降場 青空文庫
』 若子さんに呼ばれて、私ははッと思って、若子さんの方へ行こうとすると、二人の間を先刻の学生に隔てられて居るのでした。
広津柳浪 昇降場 青空文庫