よもや
よもや
副詞頻度ランク #31139 · 青空 679 例
標準
surely (not)
文例 · 用例
ジイドのことを書けとて与られた紙面ではあるが、そのやうなわけで今はよもやまの話をさせて貰はうと思ふのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
蚕や蛇が外皮を脱ぎ捨てるのに相当するほど目立った外見上の変化はないにしても、もっと内部の器官や系統に行われている変化がやはり一種の律動的|弛張をしないという証拠はよもやあるまいと思われる。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
しかし、よもや心中でもあるまい。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
なんだって浮いていたのを見つけたんだもの、よもや池とは思わないから、いちばんあとで池を見たら浮いていたんですもの、という。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
虫が知らせるとでもいうのか、これが生涯の別れになろうとは、僕は勿論民子とて、よもやそうは思わなかったろうけれど、この時のつらさ悲しさは、とても他人に話しても信じてくれるものはないと思う位であった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
しかしこの有機体の細胞であり神経であるところの審査員や出品者が全部入り代らない限りは、変化とは云うものの、むしろ同じものの相の変化であって、よもや本質の変化ではあるまい。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
夕闇の風、軽ろく雨を吹けば一滴二滴、面を払うを三人は心地よげに受けてよもやまの話に入りぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
それではほんとうに取りに行ったのかとは云ったが、よもやと思って笑っていると、やがてお糸がお待ち遠さまでございましたと持ち出して来た皿の上には、眼の下一尺あまりもあろうという大きな鯉が生きていて、しかもその鱗が燭台の灯にも紫に映ったので、みんなもあっと驚く。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
よもや彼がそんな嘘をつくとは、夢にも思わなかった。
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よもや負けるとは、誰もが予想していなかった結果だった。
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よもやの事態に備えて、常に最悪のシナリオを想定している。
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