夏菊
なつぎく
名詞
標準
early chrysanthemums
文例 · 用例
小屋のすぐ前に屋台店のようなものが出来ていて、それによごれた叺を並べ、馬の餌にするような芋の切れ端しや、砂埃に色の変った駄菓子が少しばかり、ビール罎の口のとれたのに夏菊などさしたのが一方に立ててある。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
門まで僅か三四|間、左手は祠の前を一坪ばかり花壇にして、松葉牡丹、鬼百合、夏菊など雜植の繁つた中に、向日葵の花は高く蓮の葉の如く押被さつて、何時の間にか星は隱れた。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
門まで僅か三四|間、左手は祠の前を一坪ばかり花壇にして、松葉牡丹、鬼百合、夏菊など雑植の繁った中に、向日葵の花は高く蓮の葉の如く押被さって、何時の間にか星は隠れた。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
少女は、姉が金仙花と、赤い夏菊とをそろえて、花の方を地にさげて持ちながら、出てゆくのを想像した。
— 素木しづ 『咲いてゆく花』 青空文庫
薬師裏を脱けた広場には、もう夏菊の株などが拡げられてあった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
宿題は「夏菊」で、※斎詩集には七絶一首が載せてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
なだれ下った夏菊の懸崖が焔の色で燃えている。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
金屏の前に、紫檀の台に古銅の筒の花器、早い夏菊の白が、みずみずしく青い葉に水をあげていた。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
作例 · 標準
庭には、夏菊が可憐な花を咲かせている。
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弊社では、夏菊の品種改良にも力を入れています。
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夏菊は、晩夏から初秋にかけて楽しめる貴重な花だ。
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