手真似
てまね
名詞動詞-サ変
標準
gesture
文例 · 用例
ロシアは八かましいと聞いていたから、自ら進んでスートケースの内容を展開しようとしたら税関吏の老人はニコニコしながら手真似で、そうしなくてもいいと制するのであった。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
T「大体身共は内気な 方で厶って喃」 若侍手真似で「アカンアカン」云うが、 進藤一向構わず、T「生得、大勢の人中へ 出ると気がボー と致す性質」 大吉背後でジッと聞いて居る。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
(手真似にて姉に、寝椅子を指さし示し、自分も藁の椅子を傍に持ち行き、腰を掛く。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
」 と手真似で見せた、与吉は両手を突出してぐっと引いた。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
じくじくと考えている彼の眼がきゅうに輝きだして、湯気を立てんばかりな平べったい脂手が、空を切って眼もとまらぬ手真似の早業を演ずる。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
肥った身体を通りすがりの人にこづかれながら、手真似をまじえて大きな声になった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「お末、お前の飲んだのは大きい壜か小さい壜か」 と云ひながら手真似で大小をやつて見せた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
ともすると、弱々しげな手付をして、しきりと 手真似をするのでしたが、その意味が、つひぞ通じたためしはなく、あわれげな 思ひをさせるばつかりでした。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
作例 · 標準
言葉が通じない相手とは、手真似でコミュニケーションを取った。
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彼は興奮して、大きな手真似を交えながら話した。
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手真似だけで自分の気持ちを伝えるのは難しい。
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