口まめ
くちまめ
形容動詞名詞
標準
talkative
文例 · 用例
祖母はなにか気に入らぬことでもあるか、平生の手まめ口まめににず、夜道を遠く帰るべき告げ人にいっこうとんちゃくせぬのである。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
そこで二人が連れだつて、お山の猿を訪ねたら、知つたかぶりの猿公は、それは角でも手でもない、お慈悲の深い神樣が、お猿に呉れた床几だと、言ひまぎらした口まめに、狸も兎も合點して、山の菌はその日から、ずるいお猿の腰かけと、いつの代までもなつたとさ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
自分たち五六人は、機械体操場の砂だまりに集まって、ヘルの制服の背を暖い冬の日向に曝しながら、遠からず来るべき学年試験の噂などを、口まめにしゃべり交していた。
— 芥川龍之介 『毛利先生』 青空文庫
府中の宿をはづれると、堅気らしい若え男が、後からおれに追ひついて、口まめに話しかけやがる。
— 芥川龍之介 『鼠小僧次郎吉』 青空文庫
而もあれほど、「口まめ」であったに拘らず、其が「何やらゆかし」の程度に止って、説明を遂げるまでに、批評家職能を伸べないうちに亡くなって行った。
— 折口信夫 『歌の円寂する時』 青空文庫
二十七八の達者で口まめで、働きもするが鐵棒も曳くと言つた――こればかりは六人の女のうちで、世間並の醜い女です。
— 女護の島異變 『錢形平次捕物控』 青空文庫
もう大分参っているらしかったが、酔が回れば回るほど、ますます口まめになってきた。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
田舎出の女で、いたって口まめなたちだった。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はとても口まめで、一度話し始めると止まらない。
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営業マンは口まめであることが重要だ。顧客との信頼関係を築くために。
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彼は口まめな性格だが、時々、話が脱線しすぎるのが玉に瑕だ。
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