証拠固め
しょうこがため
名詞
標準
gathering evidence
文例 · 用例
両方が無言で、相手の悪さの証拠固めをしているような危険、一枚の札をちらと見ては伏せ、また一枚ちらと見ては伏せ、いつか、出し抜けに、さあ出来ましたと札をそろえて眼前にひろげられるような危険、それが夫婦を互いに遠慮深くさせていたと言って言えないところが無いでも無かった。
— 太宰治 『桜桃』 青空文庫
それもこれもみんなこの証拠の品の伴天連像をつきとめて、しかとの証拠固めをしたかったからこそ、みんなしてひと幕書いた芝居なんだ。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
しかし、それだけではちと証拠固めが不足のように思われまするな」「何が不足じゃ。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
――という見込みと嫌疑のもとにお駒をあげたのはもうふた月もまえであるが、調べるにしたがって、下手人としてのその証拠固めがくずれだしてきたのです。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
――拷問、慈悲落とし、さまざまに手を替え品を替えて、この六十日間責めつづけてみたが、がんとして口を割らないばかりか、肝心の証拠固めにあいまい不審な狂いが出てきたために、与力同心残らずがかくのとおり立ち会って、最後のさばきをつけようというのでした。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
残念ながら証拠固めがたたぬとすれば、無罪追放のほかはない。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし、夫人の言い抜けの巧妙なことを知っている警察は、もう少し周囲から証拠固めをした上でと、捕縛を※躇しているうちに、一九〇九年四月二十八日の夜、ガンネス農園に怪火が起って、家も夫人も綺麗に焼けて終った。
— 牧逸馬 『斧を持った夫人の像』 青空文庫
窓のところの証拠固めは彼がしたのであったから、今彼は自縄自縛の形になってしまったわけだ。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
作例 · 標準
検察は裁判に向けて、周囲の目撃情報を集め、着々と証拠固めを進めている。
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浮気の証拠固めをするために、探偵を雇って調査を依頼した。
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プロジェクトの失敗の責任を問う前に、まずは客観的な証拠固めが必要だ。
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