忍び返し
しのびがえし
名詞
標準
bamboo wall-top spikes (or wood, iron)
文例 · 用例
忍び返しの竹にも損所はなかった。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
忍び返しにも疵をつけず、松の枝にもさわらずに、この高塀を乗り越すというのは生優しいことじゃあねえ」 どう考えても、これは町家の娘などに出来そうな芸ではなかった。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
義助 屋根のぐるりに忍び返しをつけたらどうやろうな、どうしても上れんように。
— 菊池寛 『屋上の狂人』 青空文庫
私の家との間に高さ一丈余りの厚い煉瓦塀が立つて、其上に忍び返しが置かれて居る。
— 與謝野晶子 『隣の家』 青空文庫
町家が続くあたりに、土蔵造りの店構え、家宅を囲む板塀に、忍び返しが厳めしい。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
黒板塀、忍び返し、奥に植込が茂っている。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
黒板塀、忍び返し、昔はさぞかしと思われるような寮構えだが大きな屋敷だ。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
」 塀にピッタリ体をつけさっと捕縄を忍び返しにかけてスルスルスルスルとよじ上った。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
作例 · 標準
古い屋敷の塀には、泥棒よけの忍び返しが設置されていた。
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城の周囲には、侵入者を防ぐために鋭い忍び返しが並んでいた。
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彼は忍び返しを乗り越えようとしたが、その鋭さに阻まれた。
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