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成規

せいき
名詞
1
標準
文例 · 用例
二十五 その年の六月に卒業するはずの私は、ぜひともこの論文を成規通り四月いっぱいに書き上げてしまわなければならなかった。
夏目漱石 こころ 青空文庫
先代の住職が女狂ひをして、成規を踏まずに寺の杉林を伐つて売つたりして、そのため寺にもゐられなくなつてから、もう少くとも十二三年の歳月は経過した。
田山花袋 ある僧の奇蹟 青空文庫
『君たちのやうな熱心家の為めにこしらへた雑誌だから、それに入会したまへ』かう言つて、『千紫万紅』といふ雑誌の成規を添へてよこした。
田山録弥 紅葉山人訪問記 青空文庫
甚しきは舊幕政府の末年に、幕府が世論の劇しきに苦しみ、政府の成規外に新徴組、新撰組なるものを作て、之を制せんとして却て益其劇しきを増進したるが如き齟齬を生ず可きやも測られず。
福沢諭吉 帝室論 青空文庫
支那にもこれに相当する訳語がなかったものと見えて、安政四年に上海で出版になった米人|裨治文氏著の「聯邦志略」にも、合衆国のコンスチチューシオンを「世守成規」と訳してある。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
さて大正十一年六月七日、第十二回公判は裁判長以下成規の判官の下に、能勢氏他二、三の弁護人、特別弁護人として木藤救世軍士官が控えて、物々しく開かれた。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
』執達吏は書類を保雄の前に出して、『何れ御示談に成りませうが、私の職務ですから成規の通に執行致しませう。
與謝野寛 執達吏 青空文庫
もしそう云うことが許されるなら、この明白感によってカントが保証した諸範疇其の他の真理認識の構成規定は、全般の人間が認識するに際しては又、認識に明白感を与えることなしには働けないだろう。
戸坂潤 認識論とは何か 青空文庫