対塁
たいるい
名詞
標準
文例 · 用例
今|爾将士、燕王と対塁するも、務めて此意を体して、朕をして叔父を殺すの名あらしむるなかれと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
かくて対塁日を累ぬる中、南軍に糧餉大に至るの報あり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
その時分、文壇の機運はいよいよ益々爛熟し、紅露は相対塁して互に覇を称し、鴎外は千朶山房に群賢を集めて獅子吼し、逍遥は門下の才俊を率いて早稲田に威武を張り、樗牛は新たに起って旗幟を振い、四方の英才|俊髦一時に崛起して雄を競うていた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
然れども同一主義の政友会憲政本党が、故らに対塁相当りて相争ふは何ぞや、知らず所謂る主義綱領なる者は、党派に於て何の用を為しつゝある乎。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫