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鈴虫

すずむし異読 スズムシ
名詞
1
標準
bell cricket (Meloimorpha japonica)
文例 · 用例
一八の屋根に鶏鳴きて雨を帯びたる風山田に青く、車中には御殿場より乗りし爺が提げたる鈴虫なくなど、海抜幾百尺の静かさ淋しささま/″\に嬉しく、哀れを止むる馬士歌の箱根八里も山を貫き渓をかける汽車なれば関守の前に額地にすりつくる面倒もなければ煙草一服の間に山北につく。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
鈴虫はふり出てなく声のうつくしければ、物ねたみされて齢ひの短かきなめりと点頭かる。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
夜が大分更けたようだからお富は暇を告げて立ちかけた時、鈴虫の鳴く音が突然|室のうちでした。
国木田独歩 二少女 青空文庫
「オヤ鈴虫が」とお富は言って見廻わした。
国木田独歩 二少女 青空文庫
「貴姉の処に鈴虫が居て?
国木田独歩 二少女 青空文庫
」「梅ちゃんの鈴虫が此頃大変鳴かないようになって、何だか死にそうですから、どうしたら宜いかと思って。
国木田独歩 二少女 青空文庫
朝まだ暗いうちに旧城の青苔滑らかな石垣によじ上って鈴虫の鳴いている穴を捜し、火吹竹で静かにその穴を吹いていると、憐れな小さな歌手は、この世に何事が起ったかを見るために、隠れ家の奥から戸口に匍いだしてくる。
寺田寅彦 青空文庫
「そりゃあ値段も廉いし、虫の仲間では一番下等なものかも知れませんが、松虫や鈴虫より何となく江戸らしい感じのする奴ですよ。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
秋の夜、庭の草むらから聞こえてくる鈴虫のリーンリーンという鳴き声に心が落ち着く。
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小さなカゴの中で飼っている鈴虫が、今夜も元気よく羽を震わせて美しい音を奏でている。
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鈴虫の音色を聞くと、ようやく長い夏が終わり、秋が訪れたことを実感する。
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2
標準
pine cricket (Xenogryllus marmoratus)
作例 · 標準
鈴虫(マツムシ)の鳴き声が山道に響き渡り、秋の深まりを優しく告げている。
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彼は子供の頃、野山を駆け回って鈴虫を捕まえるのが何よりの楽しみだった。
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この地域では、珍しい種類の鈴虫が夜な夜な不思議な音色で鳴いているという。
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