コバルト色
コバルトいろ
名詞
標準
cobalt blue
文例 · 用例
ぎょっとして振りむくと、馬場の右脇にコバルト色の学生服を着た背のきわめてひくい若い男がひっそり立っていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
寝ころんで本を読んでいると白いページの上に投じた指の影が、恐ろしく美しい純粋なコバルト色をして、そのかたわらに黄色い補色の隈を取っているのを見て驚いてしまってそれきり読書を中止した事もある。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
こんどは、黒のラシャ地を敬遠して、コバルト色のセル地を選び、それでもって再び海軍士官の外套を試みました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
部屋には大きい瓦斯ストーヴがもはやとうに火の働きを閉されて、コバルト色の刺繍をした小布を冠されていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
かの女は断髪を一筋も縮らせない素直な撫でつけにして、コバルト色の縮緬の羽織を着ている。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
コバルト色に深く澄み渡つた南の空に、大粒の宝玉のやうに燦々と光り輝く十字星は、天空一ぱいに散乱する群星を圧してゐた。
— 岡本かの子 『星』 青空文庫
ぎよつとして振りむくと、馬場の右脇にコバルト色の學生服を着た背のきはめてひくい若い男がひつそり立つてゐた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
まもなく、朝やけで赤かった空は、コバルト色になり、やがて、こい水色にかわっていきました。
— 新美南吉 『張紅倫』 青空文庫
作例 · 標準
飛行機の窓から見下ろすと、そこには見渡す限りのコバルト色の海が広がっていた。
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伝統的な染物屋で、コバルト色に染め上げられた美しい反物が店先に並んでいる。
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「わあ、綺麗なコバルト色!」と、子供たちは理科の実験でできた沈殿物に歓声を上げた。
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