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糠星

ぬかぼし
名詞
1
標準
文例 · 用例
英雄豪傑は赤い星、美人才女は美しい星、兇悪の人は箒星、平凡の人は糠星や見えないやうな星、をかしな人は夜這星なんて、そんな馬鹿気た事が何処にありませう。
幸田露伴 運命は切り開くもの 青空文庫
たださへも益良夫ごころ溢れ揺り抑へもあへぬを、見透かせば渦巻く霧の瑠璃雲の漂ひが上、数かぎりなき糠星の瓔珞の中、あなあはれ不尽の高嶺ぞ、今し今、一きは清き紫の朝よそほひに出で立ち立てれ。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
萠黄月、月の円暈、遠近の薄き飛び雲、濡れ濡れてちろめく星の、糠星のかげ白むまで。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
たださへも益良夫ごころ溢れ揺り抑へもあへぬを、見透かせば渦巻く霧の瑠璃雲の漂ひが上、数かぎりなき糠星の瓔珞の中、あなあはれ不尽の高嶺ぞ、白妙の不尽の高嶺ぞ、今し今、一きは清き紫の朝よそほひに出で立ち立てり。
――長歌体詩篇二十一―― 観想の時 青空文庫
萠黄月、月の円暈、遠近の薄き飛び雲、濡れ濡れてちらめく星の糠星のかげ白むまで。
――長歌体詩篇二十一―― 観想の時 青空文庫
宵闇空には細かな糠星が一面にかがやいて、そこらの草には夜露が深くおりていた。
小女郎狐 半七捕物帳 青空文庫
宵闇の空は薄く曇って糠星が一つ二つ淋しそうに光っていた。
田中貢太郎 魔王物語 青空文庫
その頃の事にして時は冬の夜の寒く晴れわたり満天|糠星のこぼれんばかりに輝ける中を、今より姨捨てに行かなんとて湯婆を暖めよと命ずるなり。
正岡子規 俳諧大要 青空文庫