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発射管

はっしゃかん
名詞
1
標準
文例 · 用例
もちろん蘇生して閉鎖扉を開けて機関室に入ったとすれば、吾々もともどもクローリン瓦斯で斃れねばなりませんし……たとえ発射管から脱出するにしても、肝心の圧搾空気で操作するものが吾々無能の、四人をさておいて外に誰がありましょう。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
司令塔の艙蓋から鉄梯子を下りると、そこには、クルップ式の潜望鏡と潜水操舵器があって、右手が機関室、左手は二つの区画に分れていて、手前のは、以前士官室だった底を硝子張りにした観覧室、またその奥は前の発射管室で、そこに艇長の遺品が並べられてあった。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
が、その貯蔵庫というのは、事件のおり夫人がいた発射管室の壁際にあるもので、ヴィデはかくも傲然として、犯人にウルリーケを指摘したのであった。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
すると、そのうちに、士官室から前部発射管室の方へ行く、異様な跫音が聴えてきたのです。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
艇長が、その発作を利用して、死を装ったことは、あの場合すこぶる賢明な策だったでしょうが、そうして跛行を引きつつ発射管室の方に歩んで行ったのを、僕らは、跛行者のシュテッヘと早合点してしまったのです。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
そこで補筆価値百二十パーセントの堂々たる日章旗を翻した司令塔、信号マスト、水雷発射管、速射砲の設備整然たる五百|噸級、乃至二百噸級の水雷駆逐艇が五艘、九十線の銅版キメ細やかに浮き出しているとは夢にも知らずに、山羊髯が「分捕潜水艇」の標題を附けた版下の寸法書を印刷部へまわしたものだろう。
夢野久作 山羊髯編輯長 青空文庫
これに搭載される火砲や発射管から撃ち出される弾丸や魚雷によって敵艦を打ち沈める。
石原莞爾 最終戦争論 青空文庫
操舵手は舵機のところへ、魚雷射手は発射管のところへ、飛んでゆきました。
海野十三 太平洋雷撃戦隊 青空文庫