目の細かい
めのこまかい
表現形容詞
標準
fine (mesh, fabric texture)
文例 · 用例
全体に赤黒く日に焼けてはいるが肌目の細かい、丸々とした肉付の両頬から首筋へかけて、お白粉のつもりであろう灰色の泥をコテコテと塗付けている中から、切目の長い眦と、赤い唇と、白い歯を光らして、無邪気に笑っている恰好はグロテスクこの上もない。
— 夢野久作 『笑う唖女』 青空文庫
小模様の織目の細かい上等品である。
— 矢田津世子 『鴻ノ巣女房』 青空文庫
ぎんには、そのレースが織目の細かい上等品だということも、小模様が一つ一つコスモスの花だということも、たくさんの襞がふんわりと揺れうごくさまも、ありありと見えるのである。
— 矢田津世子 『鴻ノ巣女房』 青空文庫
わたしは、監房の戸にくっついて立ち、そこに張ってある目の細かい金網をとおして、二尺とはなれぬ廊下での光景を見ているのだ。
— 宮本百合子 『一九三二年の春』 青空文庫
二人ともに目の細かい籠を肩にかけて、穢れた着物を着て、草鞋を穿いていました。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
それから、目の細かい櫛と、皿いっぱいの酢と……。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
仄暗い彼女の部屋は、萩戸と目の細かい絵簾に囲まれながらも、冷ややかな香のけむりと、密やかな嗚咽を今朝から閉じこめていた。
— 吉川英治 『夏虫行燈』 青空文庫
湿気の多い島国の暑中は、裸でいてすらも蒸発はむつかしいのに、目の細かい綾織などでぴたりと体を包み、水分を含ませておく風習などを、どうして我々が真似る気になったのであろうか。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
作例 · 標準
小さな虫一匹さえ通さないように、家の窓を全て目の細かい特注の網戸に張り替えた。
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ケーキをふっくら焼き上げるために、小麦粉を目の細かいふるいにかけてダマを消す。
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目の細かい砂を使って作られた巨大な砂の城は、風に吹かれても崩れにくい強固な造りだ。
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