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焼傷

しょうきず
名詞
1
標準
文例 · 用例
まだ若い時|田舎の百姓家のいろりの端で居眠りをし、もうそのころは病気がかなり重って足先の感覚を失っていたのだが、その足を炉のなかに入れてブスブス焼けるのも知らないでいたという、その時の名残りの焼傷の痕が残っていて、右足の指が五本とも一つにくっついてのっぺりしていた。
島木健作 青空文庫
彼はひどく焼傷をし、ひどく労れていたので、翌朝まで何事が起きたのか彼から聞くことは出来なかった。
コナンドイル グロリア・スコット号 青空文庫
彼は、胸と顔面と、両手とを、ひどく焼傷したきりであった。
佐左木俊郎 青空文庫
福治爺は、間歇熱が引いてからも、焼傷のために、暫くの間、山芋を掘りに出掛けて行くことが出来なかった。
佐左木俊郎 青空文庫
彼の頭が、薬罐のように、赤くてかてかと禿げているのも、実は焼傷の跡ではなくて、その頃に引き受けた悪い病気の名残りなそうである。
佐左木俊郎 再度生老人 青空文庫
これが和服だつたら身体中焼傷をするところでした。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
「どうかなさいまして、」「すこし焼傷をしてね、」「それは、いけませんね、」 お幸ちやんは暖簾の傍にある外側の椅子を直した。
田中貢太郎 青空文庫
生々しい焼傷が顔を蔽うて目口さえろくろく見分けが付かない。
国枝史郎 正雪の遺書 青空文庫