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囲炉裏端

いろりばた
名詞
1
標準
fireside
文例 · 用例
お松の母は母を囲炉裏端へ連れて行った。
伊藤左千夫 守の家 青空文庫
お松が自分をおぶって、囲炉裏端へ上った時に母とお松の母は、生薑の赤漬と白砂糖で茶を飲んで居った。
伊藤左千夫 守の家 青空文庫
厚い板戸を隔てた台所の囲炉裏端では、誰か客があるらしく、しきりと太い話し声がやりとりされている。
佐左木俊郎 蜜柑 青空文庫
台所の囲炉裏端からは、再び大きな笑いの声が起こった。
佐左木俊郎 蜜柑 青空文庫
一時|杜絶えた囲炉裏端の話し声は、再びひそひそと続けられているらしかった。
佐左木俊郎 蜜柑 青空文庫
「さっきの話であ、おめえ、頭の髪も、髪さ結び付けた赤い布片も皆鼠に喰われでしまって、ほんで駄目なったのだ――って話だっけ……」 お美代は、囲炉裏端で弥平が、人を笑わせ自分も笑おうという意識で話したこの話を思い出して、手で口を掩うて笑った。
佐左木俊郎 蜜柑 青空文庫
「すぐわぐがら……」 お美代はすぐ囲炉裏端へ引き返した。
佐左木俊郎 蜜柑 青空文庫
すると、その母親は、かぼちゃのめしで、囲炉裏端へごろ寝してもいいのなら、わたしの家へ泊るがいい、と言ってくれた。
――東北農村惨状報告書―― 飢餓地帯を歩く 青空文庫
作例 · 標準
「まあ上がれ、囲炉裏端で茶でも飲んでいけ」と、猟師小屋の主人は愛想よく笑った。
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鉄瓶がシュンシュンと鳴る囲炉裏端で、祖父は膝を抱えながら遠い目をして昔話を語り始めた。
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薪が爆ぜる音だけが響く囲炉裏端で、二人は赤々と燃える火をじっと見つめていた。
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