不心得者
ふこころえもの
名詞
標準
imprudent fellow
文例 · 用例
『なんといふ不心得者だらう、勘弁はならない。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
そのうえ、彼女はその奥の取締をしている責任上、それを見定めてその不心得者を処分しなければならなかった。
— 田中貢太郎 『猫の踊』 青空文庫
今日、劇場内の食堂で旨い物を食おうなどと考える人があったならば、それこそ本当の不心得者であろう。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
そして喰べ酔つた友達を見つけると、こんな不心得者を自分の巣から出したのを耻ぢるやうに、何かひそひそ合図でもしてゐるらしかつた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
そして喰べ酔つた友達を見つけると、こんな不心得者を自分の巣から出したのを恥ぢるやうに、何かひそ/\合図でもしてゐるらしかつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
親の喪中に婚姻を行ふなどは、常識より見ても不都合千萬で、故らに禮制を引くに及ばぬが、何分三年の長期に亙るから、種々の事情によつて、婚姻を擧行する不心得者が出來る。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
けれども古い且つ廣い國のことですから、稀には不心得者もあります。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
その刹那「不心得者っ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫