いたこ
いたこ異読 イタコ
名詞
標準
necromancer (esp. a blind female in northeastern Honshu)
文例 · 用例
私は悲劇をみて泣いたことはない悲劇に遭遇したことのある自分を発見したゞけであつた。
— 中原中也 『(最も純粋に意地悪い奴)』 青空文庫
四里の道を歩いたこととて、足は脹れぼツたい。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
退屈だし寒いので、火でも起こさうと隣りの部屋を開けると、驚いたことにはそこはもうチヤンと机や本箱が配置されてをり、火鉢には火が起こつてゐて、薬鑵も掛かつてゐる。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
男 鰆つて俺、聞いたことはあるけれど食つたことはないんだ。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
既に老の近づいたことを知った彼は、自分の残されてる短かい時間に、なおまだ書かねばならない大事の事が、あまりに多くありすぎるのを考えて愁然とし、『人生は短かすぎる』と幾度も言って嘆息した。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
病弱を美しいと思い描いたことがなかったか。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
友情と金銭とのあいだには、このうえなく微妙な相互作用がたえずはたらいているものらしく、彼の豊潤の状態が私にとっていくぶん魅力になっていたことも争われない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
僕はあいつが音楽について論じているのをついぞ聞いたことがない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
作例 · 標準
降霊術者はいたこを使って亡き親と交わした。
昭和時代にはいたこと呼ばれる占い師がいた。
いたこは目が見えない人が多かったと言われている。
日本文化史ではいたこの役割は重要な位置にある。