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一目千本

ひとめせんぼん
名詞
1
標準
place where one can view a vast number of cherry blossom trees at a glance (esp. Mount Yoshino in Nara Prefecture)
文例 · 用例
これは/\とばかりなぐりつけられし貞室翁の風流もありがたく、一目千本の霞をくゞりぬけて、藏王權現仁王門前にいたるころは、早や花に醉ふたる心地。
島崎藤村 山家ものがたり 青空文庫
これは一目千本の方へ行く道に相違なし。
島崎藤村 山家ものがたり 青空文庫
たとへば、吉野山道行は、近頃の背景では如意輪堂をのぞんだり、一目千本を眺めた形になつてゐる。
折口信夫 花の前花のあと 青空文庫
王子は宇治の柴舟のしばし目を流すべき島山もなく護国寺は吉野に似て一目千本の雪の曙思ひやらるゝにや爰も流なくて口惜し。
一名 東京散策記 日和下駄 青空文庫
一つ熱海の適当な区域を撰んで一目千本といわるる吉野山の桜の様にこれを一と処へ栽え大きな桜林を作るが必要ダ。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
そのうちに、山上に近い所で、車がとまり、運轉手君が指さして「この谷間の向うに見える一帶の花の山が、有名な一目千本といふ所です」と、教へてくれました。
吉川英治 折々の記 青空文庫
やはり、谷向うの一目千本を眺めてゐるのでせう、行儀よく並んで、ちよこねんと、坐つてゐるんです。
吉川英治 折々の記 青空文庫
木炭車でやっと上までのぼりまして、あの如意輪堂のはるかに見える一目千本というあたりですか、あの谷をへだてましたガケぷちへきましたら、運転手さんが、この辺がちょっといいですというんで、車をとめて、ぼくは煙草を一本もってひょいと降りたんです。
吉川英治 親鸞聖人について 青空文庫
作例 · 標準
一目千本と称される吉野山の桜は、言葉を失うほどの美しさだ。
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一目千本の絶景を求めて、全国から大勢の観光客が押し寄せている。
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春爛漫の季節、一目千本の桜の下で酒を酌み交わすのは格別だ。
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