大酒家
たいしゅか
名詞
標準
heavy drinker
文例 · 用例
主人の語るところによると、この哀れなきょうだいの父親というは、非常な大酒家で、そのために命をも縮め、家産をも蕩尽したのだそうです。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
」 私の死んだ父が大酒家で、そのせいか私は、夫よりもお酒が強いくらいなのです。
— 太宰治 『おさん』 青空文庫
胃病を歎じて居る人々を觀るに、多くは貪食家か、亂食家か、間食家か、大酒家か、異食家か、呆坐家で、そして自己の眞の病原たる惡習慣に對して賢く辯護することは、雜草を拔かずとも雜草が吸收するよりは猶多くの肥料を與へたら菜蔬の生育に差支は無からうと云ふやうな理論家に酷肖して居るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
大酒家だつたなら徳利と絶交するがよい。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
(10) 大酒家の夫 何かほかの嗜好物に転換させるか、もし万不可能な時は、妻自身大酒をのむか、但しはのみたる振りで酔っぱらって困らせて見せるか、知人の大酔家を、夫のしらふの時に夫の眼の前へ連れて来て見せしめにするかです。
— 岡本かの子 『良人教育十四種』 青空文庫
やはりわたしは、わらはうとおもへば、どうやらわらふことも出来さうな風来の大酒家であり、若しも陶然としてさへゐれば、何処に住んでも胡蝶物語の夢想兵衛であるらしい。
— 牧野信一 『半島の果にて』 青空文庫
F君は、職業柄決して酩酊が適はぬと滾し、わたしの忽ちなる陶酔状態を羨ましがつたが、わたしにして見ると、容易に酔はぬといふ大酒家の方が豪傑めいてゐて頼もしく、羨望のかぎりであり、どうかして自分も紳士的なる酒の片鱗でも望みたいと思はぬことはなかつたが、いつもわたしは時と場所の差別もなく駄目であつた。
— 牧野信一 『湖の夢』 青空文庫
胃病を嘆いている人を観るに、多くは大食家か乱食家か間食家か大酒家か異食家か呆坐家(座りっきりの人)で、そして自分の真の病源である悪習慣に対して賢く弁護することは、雑草を抜かなくとも、雑草が吸収するよりも多くの肥料を与えれば、野菜の生育に差支えはないと云うような理論家によく似ているのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は昔から大酒家として有名で、宴会ではいつも一番に酔ってしまう。
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大酒家である父は、毎晩のように居酒屋で仲間と飲んでいた。
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健康のために、大酒家をやめて適量のお酒にするように心がけている。
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