吠え立てる
ほえたてる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to bark
文例 · 用例
三頭も四頭も一齊に吠え立てるのは、丁ど前途の濱際に、また人家が七八|軒、浴場、荒物屋など一廓になつて居る其あたり。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
それは僕の室から程近い玄関口の方に当って時折、するどく、けれども何となく物悲しい余韻をひびかせて、犬が吠え立てるのであって、僕はあまり雨降りの夜に犬の吠声を聞いた事がなかったもので(むろんそれは人通りの少い故にもよるのだろうが)――ちょっと訝しく思ったのでした。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
三頭も四頭も一斉に吠え立てるのは、丁ど前途の浜際に、また人家が七八軒、浴場、荒物屋など一廓になって居るそのあたり。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
彼はその場から主人の実家へ一散に駈け戻って、しきりに悲しげに吠え立てるのみか、何事をか訴えるように爪で地を掻きむしった。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
近所の「叔父さん」達が総掛りで何故庭の内を馳け廻るか、彼方是方から飛んで来た犬が何故|吠え立てるか、それを知らせに来るほどお菊も物が解って来た。
— 島崎藤村 『芽生』 青空文庫
近所の「叔父さん」達が総掛りで何故庭の内を馳け廻るか、彼方是方から飛んで来た犬が何故吠え立てるか、それを知らせに来るほどお菊も物が解って来た。
— 島崎藤村 『芽生』 青空文庫
そして夜になると彼奴等の猛しい唸り声を聞いて、遠近のさかりのついた野良犬や、狂犬どもが盛んに吠え立てるのだ。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『犬舎』 青空文庫
それに、猟犬どもが間断なしに吠え立てるので、暴風雨の叫びや樹々の軋る音も気圧されるくらいだ。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『犬舎』 青空文庫
作例 · 標準
犬が来客に向かって激しく吠え立てる。
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夜中、隣の犬がずっと吠え立てていて眠れなかった。
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「コラ!そんなに吠え立てるんじゃない!」と飼い主が犬を叱った。
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