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火の見櫓

ひのみやぐら
名詞
1
標準
fire lookout
文例 · 用例
火の見櫓の上には鳶が眠つたやうに止まつてゐた。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
その或ものは、黒檀の火の見櫓に、星の泡を漲らせた。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
此の裏は、すぐ四谷見附の火の見櫓を見透すのだが、其の遠く廣いあたりは、日が眩いのと、樹木に薄霧が掛つたのに紛れて、凡そ、どのくらゐまで飛ぶか、伸すか、そのほどは計られない。
泉鏡太郎 番茶話 青空文庫
瓦を粉にしたやうな眞赤な砂煙に、咽喉を詰らせて歸りがけ、見付の火の見櫓の頂邊で、かう、薄赤い、おぼろ月夜のうちに、人影の入亂れるやうな光景を見たが。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
あの四谷見附の火の見櫓は、窓に血をはめたやうな兩眼を※いて、天に冲する、素裸の魔の形に變じた。
泉鏡太郎 露宿 青空文庫
その時誰かが火の見櫓にのぼることを提議した。
新美南吉 登つていつた少年 青空文庫
」 みんなは先を争つて火の見櫓のはしごになつてゐる鉄の棒に手をかけた。
新美南吉 登つていつた少年 青空文庫
かかる性格の霊感にこれらの条件を押しつけるのは、稲妻に向って、「火の見櫓を伝って下りて来て、豆腐屋の角を右に折れて、学校道に出て、崖の下に牛がいたら、崖上の細道を通って、そして私の家まで来なさい」と註文するのと同じように大層無理な話である。
新美南吉 童話における物語性の喪失 青空文庫
作例 · 標準
村のシンボルだった火の見櫓も、老朽化が進んで今では観光用の展望台になっている。
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「あそこの火の見櫓の横を通って帰るんだよ」と、おばあちゃんが道を教えてくれた。
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消防団の訓練の一環として、火の見櫓に登って周囲の地理を確認した。
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ウィキペディア

火の見櫓 とは火災の早期発見、消防団の招集、町内への警鐘の発信などに使われていた見張台である。

出典: 火の見櫓 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0