聴途
ちょうと
名詞
標準
文例 · 用例
人若しその道聴途説の陋を咎むることなくば幸である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「きょうは六月二日とあれば、さだめし、鹿ヶ|谷の俊寛僧都の庵に衆会のお催しあることと存じまするが、院の御深くに在わしてすら、道聴途説、とかく、世上のうるさい折から、さような集まりの席へ、しかも夜中のお出ましはいかがなものかと存ぜられまする。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
――いいか、おばばの手を曳いて来いよ」道聴途説一 武蔵は後に残って、黄昏れを待っていた、いや使いの戻りを待つのだった。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
」九 此|銅物屋は屋號三文字屋であつたことが、大郷信齋の道聽途説に由つて知られる。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
道聽途説は林|若樹さんの所藏の書である。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫