病災
びょうさい
名詞
標準
文例 · 用例
それでさえ支那でも他の邦でも、それに病災を禳い除く力があると信じたり、あるいはまたこれを演繹して未来を知ることを得るとしたりしている。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
だから、三・四・六は、大伴氏に流用した宮廷詩の「大歌」古曲及び、現代の族長の身辺の恋愛・誓約・病災除却のすべて鎮魂に属する歌曲伝来の久しい考へ方から、此歌集を献ることが、服従を誓ひ、聖寿を賀する事になつたのであらう。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
昨年の秋、病災不幸などでつい手が廻らずに秋草をとらなかった家の畑である。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
昨年の秋、病災不幸などでつい手が廻らずに秋草をとらなかつた家の畑である。
— 徳冨蘆花 『草とり』 青空文庫
家相吉なりといえども、凶方を犯すときはその祟速やかにして、軽きは公難、病災、重きは家を破り、命殺の祟をこうむるに至る。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
また凶方に合するときは、必ず困窮を招き、家運傾き、親族離れ、病災を発し、死亡に及ぶ、云云」と説いてある。
— 井上円了 『迷信解』 青空文庫
これは、旅中の病災を除くマジナイだということだ。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
世人は神仏の力によって運命を転ずることができると思っているも、なにほど一心を凝らして神仏に祈願を掛けても、凶年が豊年となり、逆境が順境となり、病災が無病息災となるはずはない。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫