象の鼻
ぞうのはな
名詞
標準
trunk of an elephant
文例 · 用例
かくて象の鼻を撫でた人は細いといひ象の胴を撫でた人は太いと云つてゐるのと同断で、何もそれは象のことを云つてゐるのではないのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
息を吹き込むとヒョロヒョロと象の鼻のように伸びるおもちゃも売っている。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
が、今度は、おなじ象の鼻で、反対に、背向に刎ねられたんだね、土耳古人は向うむきになって、どしどし楽屋を出ちまったよ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
長蛇の如き巨象の鼻は、西の方にさしたる枝なりに二蜿り蜿りて喞筒を見るやう、空高き梢より樹下を流るる小川に臨みて、いま水を吸ふ処に候。
— 泉鏡花 『凱旋祭』 青空文庫
」「腕を、拳固がまえの握拳で、二の腕の見えるまで、ぬっと象の鼻のように私の目のさきへ突出した事があるんだからね。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
松ヶ丘からT字形に多那川に向って尾根山の象の鼻が突出ているのが左手に見えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
くの字に曲って来て、お秀の貸船屋の前の淵に突当った水は、その反動でタガメの住む対岸の毘沙門堂の洲を作り、またこちらの岸にうち当てゝ象の鼻の瀞となっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
啓司がふと見ると、足下の象の鼻の途中から下、瀞の渚近くまで岩層が露出していて、学者乞食の花田が頁岩のあると言って頻りに研究の材料にしている地点へ、運転手風の男が試掘用のハンマーで岩石を打ち壊しては堤の上の自動車の中へ運び入れています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
象の鼻は、水を飲んだり、食べ物を掴んだりするのに器用に使える。
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サーカスで、象の鼻を使ったアクロバティックな芸を見た。
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象の鼻の長さは、その象の年齢や種類によっても異なるらしい。
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